ライバル-2

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「無視だもーん。」 何で宝石店に連れられてきたのか理由がわからないまま、私もその店に足を踏み入れる。 「いらっしゃいませ、伊藤様。」 高い身長に綺麗で白くきめの細かい肌。 しっかり化粧した顔に髪を束ねて凛々しく立つ店員さん。 ……伊藤様って言われてるってことはあんたここの常連さんかい…。 宝石店の常連なんて…リッチすぎて一般庶民と次元が違う…。 「指輪2つ、買いにきたんだ。…ダイヤモンドの埋め込まれた指輪探してんだけど、それと同じデザインのサファイアの指輪って…ある?」 買い物に来たんかっ! というか店員さんにタメ口とか…笑 、
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