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「もしもし、吉野でございます。」
「おー、吉野!携帯サンキューな。あと…まだ頼みごとがあるんだけど…。」
「坊ちゃんの頼みです、なんなりとこの吉野にお申し付け下さい。」
電話の向こうから聞こえるその声は、
幼いときから唯一信用している人の声だ。
俺、吉野いなかったらきっと1人じゃなんにもできない。
「俺の制服と着替えをホテルまで持ってきてほしいのと…、出かける用事が出来たから急いで車を手配してくれ。」
真琴は不思議そうな顔をしてこっちを伺っている。
「大至急、制服と着替えを用意しそちらに向かわせていただきます。」
「おう、頼んだ。」
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