ライバル-2

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そう言って龍之介は口角を少しあげた。 なんだか1人だけ凄く楽しそう。 「…そんなに黙ってて価値のある場所だったら楽しみにしてるよ。」 え?なに?なんなの? 最近の金持ちはサプライズが趣味なの?というか人生でサプライズなんてしたことないからあんまよくわからないけどさあ。 どうせ対した場所じゃないだろう…とか思っていたけどその予想はどうやら外れたらしい。 いざ着いてみればそこはまだ私が人生で一度も足の踏み入れたことがない場所だった。
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