最高の幸せ

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「マジだよ。」 人生、まさかこんな早く友達とこんな話をするとは思ってもいなかったけど。 「男?女?」 目をキラキラ……いや、ギラギラさせて質問してくるコイツ。 「まだ分かんねー。」 「もし男だったら伊藤グループの跡取り誕生じゃねーか!」 確かに言われてみればそうだ。跡取り誕生だ。 「とりあえず…入るか?」 「入る!」 綾瀬を部屋にあげてソファーに座らせコーヒーを出す。 さっきからずっとニヤニヤしているコイツの顔面が気になって気になってしょうがない。 「なんだよ?」 「別に?」 「だからなんだよ?」 「お前もついに一児のパパになるのかと思ったらマジ面白くて。」 コーヒーをすすりながらクククと笑う。 「つい最近卒業したばかりなのにお前も変わったな。」 「変わったか??」 俺もソファーに腰掛けてコーヒーを飲んだ。 、
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