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1 路上の上で
ある夏の8月16日の朝のこと、
俺はある少女と路上で対立していた。
その少女は
肩まで伸ばした髪に、眼鏡をかけ、小柄な体格といういかにも可愛らしい容姿をしていた。
だが俺は、そんな少女にある一つの疑惑を抱いていた。
どうして・・・。
そう、俺はその少女を知っていた。
「どうして、、、おまえが、、、。」
俺は声を震わせながら口を動かした。
少女は口を緩めた。
「葉月!」
その少女の名前は葉月(はつき)。
俺の小さい頃からの幼なじみだ。
今俺の頭の中は、困惑と疑惑でおかしくなりそうだった。
この少女葉月は
こんな場所にいてはいけない。
いや、
いるはずがない。
何故ならこの子は先月、
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