プロローグ

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はっ、、、はっ、、、はっ、、、 薄暗い森の中を一人の少年が裸足のまま走っていた。 〈逃げなきゃ、、、早く、、、アイツらが、、、っ!〉 少年は立ち止まった。 行きなり森が開けたと思ったら目の前が断崖絶壁だったからだ。 〈このままじゃ、、、〉 後ろを振り向くとアイツらがニタニタと笑いながら近付いてきた。 「逃げなくていーじゃーん♪ほら、そっちは危ないよぉ?」 「そうそう、こっちにきなよ。」 じりじりと迫る。 少年は後退り、冷や汗を流していた。 このままじゃ捕まる、、、もう彼処には戻りたくない。捕まる位なら、、、!
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