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ある日ケータイゲームで面白いアプリを見付けた。
それはガラケー機種のみが遊べるアプリ
無料で最後迄遊べるアプリでグラフィックはファンタジーな世界だ
クリア後も豪華な特典が満載でずっと遊べるみたいだ
「ん、一応注意書きは見ておくか」
僕はケータイの決定ボタンを下に押した
注意※このアプリで個人情報流失のトラブルが起きた場合当運営は責任は問えません。次にプレイヤー様の名前と生年月日をご登録して頂きます。予めご了承下さい、
当アプリに置きまして他にご質問があればお手数ですが運営質問所にリンクして下さいますようお願い致します
「長いし、よし!スルーしよ」
僕は規約書を最後まで読むのをおこたわった。
「さあ、いよいよスタートだ!」
僕はこの時注意書きを最後まで読まなかった事を後から後悔するのをまだこの時知らなかった。
「おっ、無料にしては凄いな」
アプリを起動した瞬間画面に森に住むエルフ族達が出てきた
が突然。ケータイ画面が真っ暗になる
「おい、マジかよ。これバグか?」
僕は仕方無くケータイの戻るボタンを押してみた
ポチッ、ポチッ……
しかしケータイ画面は真っ暗のままで何の反応も無い
まさかウイルスにやられてしまったのか?
僕はそう思いケータイを閉じようとした。次の瞬間
【ラストレジェンドにようこそ、まずはあなたの名前を教えてね】
画面がいきなり点いてケータイから少女の声がした
「な、何だったんだ?」僕は恐る恐るケータイの番号ボタンで名前を入力した
【夜月で良いですか?】少女は頭にハテナマークのアイコンを出してそう訊いてきた。
「へー、無料なのにフルボイスか」
ゲームのクオリティーに驚きながら僕は決定ボタンを押した。
【次はあなたの性別を教えてね!】
これは隠す必要は無いだろう。僕は迷わず男と入力した
【質問は以上です。それではラストレジェンドをお楽しみ下さい!】
RPGには必ずと言える程ある質問が全て終わり、僕はようやく
ゲームを始められる。そう思いワクワクしていたその時
ブーッブーッ、ブーッ……
手に持っていたケータイからバイブル音が鳴った。
「何だよ、今良い所なのに」
僕は一旦ゲームを中断してメール画面を開いた
危険な……あなたはそれでも挑戦するの?
メールには意味不明な文面が書かれていた。
どうせどっかの人が間違えて自分に送ってきたのだろう
僕はそう思ってメールを閉じた
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