第1話

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そして再びさっきのアプリ、ラストレジェンドを起動した 「ん、画面の上に何か出てる?」 僕は首を傾げて画面上にあるその見慣れないマークを指で触れてみた けれどそれは落ちない、当たり前か汚れじゃないんだし 「通信マークか?」僕はもう一度先程のアプリについての規約書を見る事にした しかし注意書きを見ようと決定ボタンを押すとエラーが表示されてしまった 「ちっ、メンテナンスか」 思わず僕は舌打ちをしてゲームを続きからinした この瞬間何らかの異変に薄々気付いていたのかもしれない。 「まずはやっぱ、レベル上げだよな!」 僕は夜月と表示されたキャラクターの所まで矢印を合わせて決定ボタンを押した その瞬間、今度は画面が真っ白になった。 「うわっ、さっきから何なんだよ!」 先程からこのアプリ本当にエラーやバグが多い。 「んん……?」次に画面が点滅し始めた チカチカ、チカチカと信号機が点滅するような感じだ ブーッブーッ、ブーッ…… その途端再びケータイからバイブル音が響いた 「だから、何なんだよ!」僕はきれながらメールを開いた デスゲームにようこそ。これからあなたを52000人目のプレイヤーとして招待致します 「な、何だよ。このメール?」 そう呟いた瞬間ケータイが眩しく光り それと同時に僕は意識が途切れた 「っう……ここは?」目が覚めると洞窟の中だった 辺りは薄暗くよく見渡せない。そして何故こんな所に居るのか思い出せない 「うぅ……ここは?」周りを見回していると近くで少女の声がした 「僕以外に誰か居るのか?」夜月は洞窟内を一歩歩いてみた 「こ、ここは?何処。私一体……」 洞窟は狭いのであまり歩き周りたくはない。 だけど自分以外に人が居るなら声を掛けた方が良いだろう、 「あ、居た。おーい大丈夫か?」 洞窟内でも人は目が光るから直ぐに発見出来た 「あ、私以外にも人が…居たんですね…」 少女は敬語でそう言うと少し安心した様子を見せた 「怪我してないか?」僕は彼女を心配してそう訊ねた 「大丈夫です、それより……」 少女は俯いてこう言った 「ケータイをしてたらメールがきて、気付いたら……ここに。」 彼女はまだ不安そうに半分涙目になっていた 「僕も同じだよ、アプリを起動して気付いたらここに居た」 少女の不安を少しでも解そうと僕は同じだったと伝えた 「じゃあ、他にも居るのでしょうか?」 彼女は首を傾げて
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