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女の身体をゆっくりと優しくまさぐる。
女の腰に手が触れた刹那、女が軽く仰け反った。
ギシリ。ギシリ。
男と女の荒い息づかいと縄の軋む音だけが部屋に響く。
黒衣の男は『それ』を微笑みながら見ているだけ。
女が白銀の髪の男を求めるように身を捩る。
「はしたない人ですね……。そんなに僕が欲しいんですか?」
白銀の髪を揺らせ、男が酷薄に笑う。
「あげませんけどね」
言いながら、男が女の顎を掴み、唇を奪った。
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