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桜が舞い散るあの日、ある人に私は恋をした。
簡単に言えば一目惚れってやつだよ。
その瞬間は今でも忘れられない。思えばあの時から私の結末はすでに変えられるものではなかったと思う…
彼の名前は夢路 奏太。
ヘッドフォンが特徴的な男の子…
二年のクラス発表の貼り紙をみているからすぐに私と同じ新二年生ということが分かった。
すぐに話しかけたいところだけど、その時勇気が湧かなくて話かけられなかった…
でも幸運なことに私と彼は同じクラスだった…!
嬉しくて、緊張して胸が張り裂けそうだった。
彼とは喋ったことなんてないのに私の中の彼の存在は確実に大きくなっていった。
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