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「アクリウム!」
『はーい。』
まず動いたのはミリエム側。俺に向かって武具を象った水が俺を襲う。
俺はそれを腕を払うと言う動作で掻き消した。
掻き消すと同時に駆ける。俺はミリエムに向かって行った。
ミリエムは自分の攻撃をあんな形で破られたことに驚いていたが切り替えが早かったらしい、剣を構え立ち向かう。
俺が拳を振るう。それに合わせて鬼神も拳を振るう。その二つの到達点は重なった。
その結果、
『嘘!?』
水の壁など障害にならなかった。
その拳はそのままミリエムの顔に向かっていく。が、それを咄嗟に守ったのは流石と言うべきか。
その代償として剣を、短い方の剣を失った。
そこで俺が攻撃を止めるわけもなく、むしろチャンスだ。
左で殴りに行く。それにも鬼神が合わせる。
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