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「しかし、まあ、かわったな、ナリ」
「だろ?ノリ」
「ああ」
さっきから俺と話しているのは、赤井憲昌(アカイノリマサ)。
この王道学園の寮で同室、まあ親友な俺達は名前からとって「ナリ」「ノリ」と呼び合っている。
ノリは俺の趣味の唯一の理解者だ。
あ、ノリが腐男子なわけではない。
え?同室なのになんで髪を染めたのを知らないのか?
それは俺が1・2限をサボって髪を染め、遅刻して来たからに決まっている。
したがって、今は9月の午前10:30。
熱い屋上での会話である。
「なぁ、ナリ」
「ん?」
「俺がモデルになるっつったらどうする」
え、マジで!!
「すげーじゃん、ノリ!」
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