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こんな事話してもおとぎ話だとかそんな事あり得ないだとか思うと思う
私もこれが他人事だったら絶対信じないもん
だけどこれは今実際に私の回りで起きているおかしな現実…
あの時「彼」に出逢った時から私の日常は変わったんだ
「…疲れた~
早く帰ろ…」
私の名前は影島愛(かげしまあい)
ごくごく普通の会社に勤めてごくごく普通の日常を送っている
まだ新人の私は今日も遅くまで残業をしていた
「てか…雨降るなんて天気予報でいって無かったのに…」
折り畳み傘を持ってたから良かったけど…
「……くぅーん」
「…捨て犬?
可哀想…最後まで面倒見れないなら最初から飼わなきゃいいのに」
私の目の前にいたのは雨の中で何かを求めるように鳴く犬だった
「か、可愛い…」
「くぅーん……!!わん」
「え?、私?」
「わんわん!!」
「……っ!」
動物が大好きな私がほっとける訳が無く…
「大丈夫?寒いよね」
「くぅーん?」
「…可愛いから連れて帰る!!」
「わん!!」
つい可哀想になって連れて帰ってしまったこの仔があんな事になるなんて…
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