第1話

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「は?!」 空の姿が見当たらないだと? 功太、輝、勇気、弘人、賢治、瞳、和成、私....。 本当にいない。 「なんでいないんだ?さっきまでいただろ?」 私は信じられないという顔で彼を探した。 すると、輝が 「あ、空君?空君なら勇気君達より先にどっか行っちゃったよ?」 と言った。 「はぁ?!彼奴は....!」 忘れていたな。 彼奴は確かに人の言うことを聞くような奴じゃない。 だからって廃墟で..。 「へぇ~輝見てたのになんで止めなかったんだ~?」 「そ、それは!自由奔放だし....私が言っても聞いてくれないって思ったから....ごめん」 和成が咎めたことにより彼女はシュンっと縮こまる。 確かに、空が輝のことを聞くとは思わないが。 ―――――その時だった。 ツン、と思わず鼻をつまみたくなるような異臭が漂う。 「な、何?!臭い!」 輝がハンカチで鼻をおさえながら言う。 異臭といってもただの異臭とは違う匂い。 まるで、何かの肉が焼焦げたような…―――― 「この匂いはどこからするんだ?」 全員さぁ...といったような顔だったがただ一人 「確か初めに入った部屋に暖炉があったはずです」 私たちはそこからではないかと思い暖炉に向かう
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