目線の先

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先輩を好きになったキッカケは廊下で擦れ違った時の一目惚れだった。 何百人といる高校の廊下での擦れ違い。 今度いつ会えるかなんて分からない。 たがらせめて名前だけでも知りたくて、声を掛けようと思ったけど俺にそんな勇気なんてどこにもなくて、先輩が廊下を曲がるまで見ている事しかできなかった。 けど、その一週間後に再び会えてしまった。 とても予想もしていなかった形で…。 でも、その事があったから先輩と付き合えたのかもしれない。
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