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天井を見つめ、ぼーっと考えていると、サトリはある事を思い出した。
「あ…そういえばレイ二等兵って…女なんだよな…いきなり話しかけて悪い事したかなぁ…。」
サトリがおでこに手を置いてそうつぶやいていると、ベリーがベッドの上に登ってきて、サトリを心配そうに見つめた。
それを見たサトリは寝ころんだままベリ-の頭を撫でながら、言葉をこぼした。
「心配するな、きっとシュークリームはおいしくできてると思うし…レイ二等兵なら絶対食べてくれてるから…大丈夫だよ。」
サトリのその言葉を聞き、ベリーは嬉しそうにサトリに寄り添った。
「それにしても…なんだかレイ二等兵を見てると、小さい頃のニアを思いだすな…まだ髪をツインテールにしてた時の。よく近所の男の子にからかわれて泣いてたっけ…。」
サトリは両手を頭の後ろにまわしてそうつぶやくと、自分とベリーに掛布団をかけて独り言を続ける。
「なんだか…ほっとけないな…。」
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