氷姫

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いかにも不良の男二人がいた。 「おい、聞いてんのか!!」 聞いてますよ・・・。 「おい、コイツめっちゃ可愛くねぇか?」 だからなんだよ。 「おっ、確かに!なぁ、ちぃと遊ぼうぜ」 なんでだよ。 「ほら!早く来いっ!!」 男が私の腕を掴む ・・・・触るな・・キモチワルイ・・・!! パシンッ!! 乾いた音が鳴り響く。 一人の男は驚き、もう一人の男は片方の頬が赤く腫れた。 「――――――っ!!てめぇ!!!」 怒りに狂った男は拳を握りしめ私の方に振って来た。 私は覚悟を決めて目を瞑る・・・
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