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「ダメだ。今日は24日じゃねーから
花なんて買って帰ったら、
絶対に頭おかしくなったって心配される…」
踵を返し、家に向かって歩き出す。
見惚れていたかったら勝手にやってろ。
真太郎をその場に残して
スタスタ歩き出すと
「待てよ。ひっでーな。」
一人では嫌だったらしい。
ものすごい勢いで俺を追いかけてきた。
その勢いで、告白でもしてしまえば良いのに…
そう思ったが、真太郎の彼女に…
あの子がなったとしたら…
何だかちょっと複雑な気持ちが心の中で渦巻いて
何で俺がこんなこと思うんだよ。って、
やり場のない気持ちが不貞腐れさせた。
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