3009人が本棚に入れています
本棚に追加
「ただいまー。」
じーちゃんの家の玄関から聞こえた声は
お袋。
いつもより早いな…と思ったら
両手にはものすごい荷物。
「そんなに用意しなくても良いのに。」
荷物を持ったお袋にじーちゃんが掛けた言葉で
荷物の意味を知る。
早々に自宅に避難していないと
逃げられない事になりそう。
ソファーに置いた荷物を持ち上げ、
この家と自宅と繋いだ通路に向かおうとした瞬間に
「おい。気配感じて逃げるなよ。」
じーちゃんとは違う男の声が聞こえ
嫌々振り返ると
予測通りの人がいたので、
「こんにちはー。」
愛想笑いを浮かべてご挨拶をした。
最初のコメントを投稿しよう!