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「じゃあな。気を付けて行けよ。」
「・・・・うん。」
「お前…食い過ぎるなよ。腹…弱いんだから。」
「・・・・・・うん。」
「ちゃんと、おばさんに連絡はしろよ。」
「・・・あぁ。」
「朝・・・ちゃんと起きて大学さぼるなよ。」
「・・・・・・」
「頑張って・・・こいよ。」
最後の方は、涙まみれの真太郎が
コクコクと頷くだけの返事になった。
帰ってくる、こないは別にして・・・
ずっと一緒だった友達が
こうやって旅立って行くのは
寂しいと思う。
夏芽も見送りに・・・って言っていたけど、
真太郎が
「ダメ!俺・・・絶対に泣くから、なっちゃん、勘弁して。」
土下座で頼んでいたため遠慮したらしい。
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