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木崎のおじちゃんはすっかり隠居生活になり 現在は自宅の庭師。 メルヘンな庭がそのうち森になるんじゃないかと じーちゃんに日々からかわれている。 窮屈な環境に時にイラつき 反抗したい時も有った。 ここから離れて気楽に生きていきたいと思ったのも 一度や二度じゃない。 でもこの環境が贅沢な幸せだと ぶー子の寂しそうな笑顔が教えてくれた。 俺はイラついても… この人たちの傍に居たいと思ってる。 イラつく気持ちはとても贅沢なことだと知った。
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