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「きゃーーー。二人で何してんのー!!」 賑やかな心美の声がリビングに飛び込んできたため、 「何もしてないよ。なっちゃんや ぶー子の迷惑にならないようにしろよ。」 そう言って今日はじーちゃんの書斎に避難することにした。 医学部に入ってから、 「好きに使っていいよ。」と言ってもらったため じーちゃんの蔵書を眺めてる。 新しい事も興味津々だったじーちゃんは、 いろんな医学雑誌とか丁寧に読み込み保管してくれてあって、 時折、健ちゃんや大ちゃんが読みに来ている。 隆ちゃんも貸し出してもらってる。 健ちゃんはもう子どもたちが大きくなってるので、 この家で読むが、 隆ちゃんはまだまだ現役で子育て中なので、 読書も子どもたちの雰囲気の中が至福の時らしい。 大ちゃんはまだ子どもたちが小さすぎて 大事な本を大変な事にしそうなため ここでパラパラとめくり、気に入ったものを借りて行き 夜勤のお供としている。
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