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俺は高岡孝洋。夏焼莉莎子の彼氏。
りさことは、2年前に大恋愛の末、付き合い始めた……のではなく、『愛の弾丸』という惚れるアイテムを使って、俺の彼女になった。
季節は秋が深まる11月。
最近、小さなことでりさことケンカする。
中々うまくいかず、別れそうだった。
りさことは同じクラスで席も俺の1つ前がりさこの席だった。
この日は放課後、教室で俺とりさこはお互いの椅子に座りながら、一緒帰る帰らないのちょっとしたすれ違いがあった。
「今日、一緒に帰るって言ったよね?」
「言ったよ。でも、とくちゃんと帰りにゲーセンに行く約束しちゃった……。ごめん!!」
「また、徳永さんと?」
「本当ごめん!」
「もう!知らない!」
りさこは怒って先に1人で帰ってしまった。
俺は嘘をついていた。
この日はとくちゃんとゲーセンに行く約束はしていなかった。喫茶店に行く約束をしていた。実は2日前の月曜日にとくちゃんと行った喫茶店にはまってしまったからだ。
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