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「あぁ…あれなら捨てた」
「……え?」
「もう必要ないからな」
「でも……大切な物だったのに…」
「俺は、お前と腹の子以外に大切な物なんてない。これから先ずっとな」
オーナー…。
今の言葉…すごく嬉しいよ。
私をじっと見つめるオーナーの瞳。
嘘偽りのない瞳。
「…ありがとう」
「嫌、礼を言うのは俺の方だ。今まで…苦労した中で傍に居てくれてありがとうな」
オーナー…。
今までのどんな言葉よりも
今の言葉が…。
すごく嬉しいよ。
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