第14話

15/32
前へ
/32ページ
次へ
「俺が気付いてたら……こんな事には、ならなかったかもしれない」 「…オーナー」 「だから、お前が妊娠したのを聞いた時、素直に話してくれたの、すげー嬉しかった…本当はな…」 「……うん…」 「だけどな…こんないい加減な俺が父親になれる訳ないのと……まだこれから未来のあるお前を縛りたくないのとが…あったんだ…」 「………………」 「本当に…悪かったな……遠回しさせて」 私はそっとオーナーを抱きしめた。 力強くギュッと抱きしめた。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

129人が本棚に入れています
本棚に追加