第14話

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病院へ着くと 個室へと案内されて 私は院内着に着替えて 医者の指示を待った。 「…ありがとう。私の…赤ちゃん」 そっと、何度も何度もお腹を撫でて 私は赤ちゃんに語りかけた。 大好きだったよ ありがとう、と…。 暫くして名前が呼ばれ 手術台へと寝転び天井を見上げた。 本当に…最後…。 もう…後戻りは出来ないんだね…。 私…我が儘言えばよかったのかな…。 もっと我が儘を言っていたら…。 何かが変わっていたのかな…。
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