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「…そんな……どうしてやめるの?」
「元々、自棄になって始めた仕事だったからな。未練はない」
だけど…。
あんなに頑張ってたのに…。
本当にそれでいいの?
オーナーは…後悔しないの…?
「なんも…気にするな。これからは、お前と子供の事だけを考えて行くから」
「…本当に…それでいいの?」
「当たり前。よし、帰ろうか。歩けるか?」
「うん。大丈夫」
私が立ち上がると
オーナーは腰に腕を回して微笑む。
「凭れかかっていいからな」
「ありがとう」
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