第1話

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目をキラキラと輝かせ、城の外に思いを馳せる 思いついたら即行動!な短絡的なオレは、今夜にでも城を抜け出す予定だった 不思議なもので、楽しいことを考えると、時間はあっという間に過ぎるものだ。 いつのまにかお説教は終わり、授業も進んでいた。 ゴーンゴーンと遠くの協会の鐘が鳴る頃。 「午前の授業はこれで終わりにいたしましょう。 昼食をおとりになって下さい。午後からは、ヴァイオリンの授業になりますので。」 わかってるよ、と返事をすると、それでは失礼しますと先生は部屋から退出していった それをみとどけると、窓の外を見つめうーんと唸る。 さて、今日の夜抜け出すとすると、今荷物をまとめる必要があるな。 俺は頭のいい男、さらには抜け目のない男!だからな!(キリッ 誰に言うともなく、ドヤッてみるのだった。
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