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どうやら、俺は確実にモンスター側にしか進化出来ないらしい、なら人と交流するなら、吸血鬼を目指すしか無いだろう。
俺は更に進化を続ける、途中竜にもなれたが、憧れよりも人間と接触するためには人型で無くてはならないので断念した。
残す経験値が1億5千万でようやく吸血鬼になることが出来た。
ステータス、始祖吸血鬼と書かれている、つまりまだ吸血鬼という種族は生まれていなかったことになるのか?
俺は言語の習得・魔力量・魔力のコントロール精度・吸血衝動抑制・銀製無効・日光無効・魅了・身体能力・自己治癒力・不老不死・性別変更・血魔法・闇魔法・無属性魔法を残りの経験値を極振り獲得にした。
経験値は残すとこ5千万、必要なときに使おうか。
俺は走って水の匂いのする方へ向かった、自分の姿を見てみたかったからだ。
湖に着くと湖を覗きこむ。
銀髪は足首まで長く、目は切れ長で睫毛も長い、目は血のような紅い色をしていて、肌の色は結構白く、日光に当たっていない不健康そうな肌の色だ、だが自分の顔を見ているはずなのに目と目があったら恥ずかしくて目を逸らしてしまうくらいの美形だ、だが男だ。
俺は服を着ていなかった、スライムのときは全裸でも良かったが、人間と交流するのだ、服が必要だ服が!
俺は闇属性の魔力を纏、黒ずくめのファンタジーな格好になってみた。
正確に言えば、触り心地はシルクのように滑らかだが、外見は麻布の服にしか見えないという構造で魔力の糸を操り作り上げた。
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