33人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
悠は朝早く目が覚めた。布団をたたみ、馴れた男装服に着替え水で顔を洗う。それから水をゴクリと飲み昨日斎藤からもらった小太刀で軽く素振りをする。この小太刀は本当にしっくりくる。悠がこの小太刀を持って素振りをするだけでこの小太刀は風を切る音を出す。この素振りの音が心地いい、斎藤さんはどうやって小太刀を決めてくれたのだろうか？と、今更思った。少し考えてから｢よし、次会ったときに聞こう！｣となった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
旅に出ると決めた悠はまず江戸へ向かうことをヨネに話した。
悠)江戸に取り敢えず行ってそれから足の赴くまま行こうと思ってる。
ヨ)そう･･･江戸へ行くのね。
最初のコメントを投稿しよう！