「脅威」

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島建設 二階 「よし、ここの鍵ボックスに…あった!」 緑色のタグがついた鍵を手に取る。 「急ごう、黎子の親父さんを呼びに行ってくる」 「私も行くわ。社長さんは鍵を開けておいてください」 「分かった。ガレージで合流しよう」 そう言うと智也はガレージに向かう。 「親父さん大丈夫だろうか」 「大丈夫よ。黎子の父さんなんだし」 秀悟と春菜は玄関へ向かう。 その頃、島建設前では 「うおおおおおお!!」 怪物の攻撃を回避しつつ腕を鎖で絡める。 しかし… 「ヴオオオオオオ!」 怪物はそれをものともせず、黎子の父ごと腕を振り回す。 「なにっ!?」 そのまま空中に飛ばされ地面に叩き付けられる。 「がはっ…」 地面に叩き付けられる。 同時に鎖がちぎられ怪物は再び雄叫びをあげる。 「くそ…こやつ…」 ダメージを受けつつ起き上がる。 すると、背後から声がする。 「黎子の父さん!!」 秀悟が叫ぶ。 すると、怪物が近くの金属製のゴミ箱を持ち上げようとする。 「逃げろ!!俺にかまわず、先へ行け!」 必死に叫ぶ黎子の父。 次の瞬間、怪物はゴミ箱を秀悟達へ投げつける。
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