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店内は予想通り荒らされており、ところどころには血痕が飛び散っていた。
「ひどいな…」
秀悟が辺りを見渡す。
「食料も結構持っていかれてるぜ」
弥彦が殆んど空っぽになった棚を覗く。
「スーパーといってもチェーン店みたいな大きいとこじゃないからね…」
「カート持ってきました…」
華江がカートを持ってくる。
「お！サンキュー♪」
とりあえず、使えそうなものは片っ端から持っていこう。
弥彦がカートを受けとる。
「代金は…払うことはないと思うが…」
レジに1万円を1枚置く。
「律儀なんですね…」
華江が呟く。
「こういうときだからこそしっかりしないとな」
若干どや顔で智也が呟いた。
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