「再会 part1 」

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「よし…っと、使えそうなもの食べられそうなもんはこんなとこか」 カート2台には食料や武器になりそうなもの、日用品が積まさっていた。 「店舗に出てるのはこれくらいってことね。あとは倉庫とかにあるんじゃない?」 春菜が呟く。 「倉庫に行ってみるか…俺が行く」 弥彦がサーベルを携える。 「私も行こう。一人では心もとないだろう」 黎子が弥彦に呟く。 「よし!俺も手伝うぜ。フォークリフトとかあったら大当たりだな」 智也がうでまくりをする。 「この場合は…空気を読んで…あの!私も行きます!!」 華江が慌ただしく挙手する。 「では、秀悟君と春菜さんは荷物の見張りと周辺の調査をお願いしてもいいかな?」 「任せてください」 「何かあったらすぐに戻ってきてくださいね」 「当たり前だ!じゃ、そっちは頼んだぜ、お二人さん♪」 少し社長がニヤニヤした顔でこちらを見ていた気がしたが、秀悟はあえて無視することにした。 さらに追い討ちをかけるように弥彦が… 「チャンスじゃねぇか!アタックチャーンス!」 耳元で軽くガッツポーズをする。 「うっさい…ア○ック25じゃねぇんだから…さっさと行ってこいよ」 「へいへいっと。あ、間違っても、こんなとこで襲ったりなんてするんじゃねぇぞ。ゴムはここには置いて…」 弥彦が言い切る前に秀悟のヘッドロックが炸裂したのは言うまでもない。
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