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スーパームカイ 倉庫内
「お！こっちはまだ残ってるな」
智也が箱を開けて中を確認する。
「缶詰やカップ麺もあります…」
華江が商品のカートに積んであるボックスを開ける。
「にしても、そっけないところだな。スーパーの倉庫ってのは」
弥彦が周りを見渡す。無機質なコンクリートで囲まれ、北側にはシャッターと従業員用の裏口。そして、２階へ続く鉄製の階段があった。
「２階もあるみたいだが、カートやら荷物やらで塞がれてるみたいなんだ」
黎子が報告する。
「そりゃ、倉庫だしな…」
弥彦が呟く。
「もしかしたら…生存者とかいるかも…荷物を運んだらみんなで行ってみませんか？」
華江が提案する。
「そうだな。あのくらいの荷物ならどかせそうだしな…」
智也が賛成する。
すると、裏口の扉から音がする。
「ゾンビか！？」
弥彦がサーベルを抜こうとする。
「…ハァ…フゥ…」
血だらけの学生服を着た男が金属バットを持って立ち尽くしていた。
「お前は…矢崎じゃねぇかよ！？」
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