「監獄」

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隠し通路 「にしても、なんでこんなとこに隠し通路があるんだろう…?」 吉川がぼそりと呟く。 「さぁな。あのキチガイ野郎がゲーマーかアクション映画の見すぎで、気まぐれで作ったとか」 「手錠も錆びてたし…まるで、俺らを泳がせてるような…」 「へっ。知ったこたっちゃねぇよ。とにかく今はビッチと天才を探して脱出すんぞ。」 しばらく歩くと階段があった。 「こういう場合は…よっ!」 階段の一番上の段に登り、天上を押し上げる。 すると、天上から淡い光が射す。 「おおっ…」 呆れてるのか感心してるのか分からない吉川。 「ビンゴだ。さ、上へ上がろうぜ」 二人は階段を登り上へと上がった。
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