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「お前!!」
弥彦がタケミカツチに殴りかかる。
「人の話は…」
弥彦の攻撃を簡単に回避し…
「最後まで聞くものだよ!!」
腹に蹴りをいれる。
「グッ…!!」
たかがキックだが、まるで軽自動車に轢かれたかのような衝撃が弥彦を襲う。
「弥彦!!」
春菜が駆け寄る。
「どうってことない…けど、なんだ?ただのキックだろ?」
弥彦は痛みを感じつつも起き上がる。
「さてと、自己紹介も終わったところだけど僕は研究所に戻るよ…やらなきゃならないこともあるんでね」
そう言うとドアノブに手をかけるろ
「おい!待てよ!!逃げるつもりか!!」
智也が後を追おうとするが。
「僕なんかよりも、お仲間を心配した方がいいんじゃないのか??」
後ろを振り向く。まるで獣のような緑色の眼光で智也を睨み付ける。
「…っ」
まるで、蛇に睨まれた蛙のように智也は動けなかった。
「あ、そうそう。ホントに心配した方がいいよ。彼には研究所で投与する予定だったウィルスをさっき投与したから♪んじゃ、ごきげんよう!」
そう言うと、悠々と扉から出ていった。
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