「再開 part2 」

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「…無理もないですよね。あんなことされたら」 華江が共感する。 「あの人たちがいたら確かに心強いんでしょう…けど、人の本性ってのは分からない…分からないから怖いの」 震える美歌。 「…だったら、こうしないか?もし、私たちの男性の中で乱暴を働くような輩がいたら…私がそいつをしばく。そして、私が鷺沼さん、あなたのボディガードをする。信じてもらわなくたっていい。けど、すまないけど放ってはおけない…」 黎子が呟く。 「どうして…?」 「鷺沼さんは知らないか…この町にはゾンビ以外にも怪物がいるんだ」 「そうよ!!車を楽々と投げ飛ばしたり、ミミズのような怪物がいたり…」 春菜が呟く。 「確かにここならゾンビからは身は守れても怪物達が来たんじゃ…」 華江が呟く。 「…ホントなの?」 「あぁ、ホントだ。私たちが嘘をついても何も得はない。とりあえず、私たちの後ろに隠れててもいい。彼らを…ここに連れてきてもいいかな?」 黎子が笑顔で尋ねる。 「……分かった。けど、私とはまだ何も話さないでって…伝えて…」 「分かりました…じゃ、呼んできますね!」 華江は2階へ駆け出した。
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