「悲運」

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「ウォォォォォ!」 弥彦はサーベルで刺身のようにゾンビを斬っていく。 「社長!!生きてます!?」 冗談混じりで尋ねる。 「あぁ、なんとかな。弥彦君こそ汗だくじゃないのか??」 智也はスパナとチェーンソーを巧みに操りゾンビを倒していく。 「へ!まだまだ社長より若いんすから!」 だが、額には汗と少しの焦りが生まれていた。 どこから沸いてくるか倒しても倒してもキリがないのだ。 「ハハハハハハ!言うねぇ!けど、俺だって…!!」 小型化チェーンソーでゾンビを真っ二つにしていく。しかし… 「ガガガガガ…」 チェーンソーが止まってしまう。 ガソリン不足の赤いランプが点滅する。 「今日はマシントラブルの多い日だ」 スパナとスーパーで入手した殺虫剤で作った火炎放射機を持ち、ゾンビに対抗していく。
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