「悲運」

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「パーン!」 的に向かってリボルバーから弾丸が放たれる。 智也は反動にもめげずリボルバーをしっかりと握っていた。 「おおっ!!すごいな…あの司馬という若者もすごいが、あんさんもすごいな」 賞賛をしまくる熊野。 「いや、思ったよりも反動があるぞ。いざってとき以外は使わないようにするよ」 智也は工具ポーチにリボルバーを納める。 「他の若いもんも上手く扱ってたしの。これで当分は大丈夫だろ」 熊野がニコニコする。 「ねぇ…そろそろ戻らないと」 秀悟が先に家に戻した黎子、華江、美歌お思い浮かべる。 「そうだな…安全が確保されてるとはいえ不安だ。さすがに戻らないとな…」 弥彦も賛同する。 「そうね…熊野さん。あたし達そろそろ仲間の元へ戻ろうと…」 春菜が熊野に話す。 「…分かった。じゃがここは安全だぞ?ここにいようとは思わんのか?仲間も連れてきてもいいんじゃぞ?」 熊野が4人に問いかける。
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