「狩人」

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「白衣の男!?司馬君も会ったというのか?」 黎子が呟く。 「その反応を見たところ、知っているようだな」 「ま、いいわ。話してもらうから上がってきなさい」 黎子が道を開ける。 「すまない。委員長」 「ま、黎子が言うなら...」 しぶしぶ弥彦も同意する。 リビング 「誰かと思ったら、司馬!?」 司馬に気がついた春菜が指をさす。 「...少し厄介になる」 床にあぐらをかく光輝。 「誰なんだい?そのいかつい男は?」 智也が尋ねる。 「えっと...司馬先輩です。見た目はあれですけど、頼りには...なると思います」 控えめに華江が説明する。 すると、美歌が華江の肩を叩く。 「だ、誰なの...」 「私の先輩ですよ...見た目ほど悪い人じゃないんで。強いけど...」 誰からも奇妙がられる司馬であった。
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