「狩人」

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「分かった。手を結ぼう…」 秀悟は承諾する。 「秀悟!!お前!」 弥彦が反発する。 「いいんじゃないかい?今は一人でも多く仲間が欲しい。それに、見たからに強そうだしね。俺も賛成だ」 智也が呟く。 「今は贅沢を言ってられないな」 黎子も賛成する。 「そうね。それに、彼も馴れ合うつもりはないというなら」 春菜も賛成する。 「じ、じゃあ私も」 華江が手を挙げる。 「…」 美歌もそっと手を挙げる。 「…わかったよ…だけどよ、司馬、お前とは馴れ合わねぇからな」 しぶしぶ弥彦も賛成する。 「安心しろ。元よりそんなつもりはないからな。では、少しの間やっかいになる」 一礼をする光輝。 「よしてくれ、君らしくもない…」 黎子がクスりと笑う。
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