「狩人」

13/29
前へ
/365ページ
次へ
午後9時 嵐川家 リビング 拳銃のレクチャーが終わり、リビングでは美歌、智也、弥彦、華江、黎子がくつろいでいた。 「それでね、その男ってばマジ最低だったんよぉ...」 下着姿にワイシャツ1枚という格好で、リビングのソファで美歌が缶ビールを飲みながら呟く。ワイシャツの間からは豊満な胸の谷間が覗いていた。 「そ、そうっすね。いゃあ、ホントけしからんですなぁ!ハハハハハハハ!」 ちらちらと谷間に視線を向ける弥彦。 「は、はぁ...美歌さんも大変ですね」 呆然と話を聞く華江。 「でしょー!ねぇ、そう思わない?智也くーん」 美歌は隣にいた智也に顔を近づける。 「そ、そう思うけど...み、美歌さん...近いです...」 必死に離れる。 「なによぉ...素直じゃないわね...せっかくいい男なのに...もっと見てよ?ねぇ...」 そう言うと美歌はワイシャツのボタンを外そうとする。 「ま、待て!俺には妻と息子がぁ!」 慌てふためき目を隠す智也。 「おおっ!美歌さん!サービスいいっすね!!」 思わず反応する弥彦。 「あ、あわわわわわわ!!」 華江があわてて美歌の行動を止める。 「美歌さんこんなキャラだったんだな...」 フッと笑いながら黎子は楽しそうな4人を見ながら日本刀を磨いていた。
/365ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加