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嵐川家 1階
「これは...」
リビングにはサルの怪物の死骸、そして、ぼろぼろとなり破られた障子が乱雑していた。
「美歌さん達は先に逃げたのかな」
春菜がが呟く。
「すでに外へ行ったのかもしれない...」
黎子が呟く。
「だったら急ごう!」
考える前に足が動く秀悟。
「ちょっと!秀悟少しは考え...」
春菜が秀悟の手を掴むと、黎子が間に割って入ってくる。
「いや、今は一刻も早く合流すべきだろう」
「...分かった。行こう!みんな、遅れるな」
5人は急ぎ足で玄関へ向かう。
すると、玄関に人影が立っていた。
「やぁ、モルモット諸君。楽しんでるかな?」
5人が振り向くとニコニコした表情をしたタケミカツチが立っていた。
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