「白壁」

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「邪魔だ!!雑魚共!!」 光輝も奮戦している。ショットガンを放ちゾンビを次々と肉塊にしていく。 「あぁぁ!!」 すると、車の陰からゾンビが一体光輝に掴みかかる。 「むっ!!」 とっさにショットガンでガードする。 「がぁぁぁぁ!!」 そのゾンビの頭を右手で掴む。 そして... 「ぐちゃり!」 アスファルトに思いっきり叩きつける。 ゾンビの頭が潰れ、絶命する。 「そこで寝ていろ...」 手についた血を払い、再び近くのゾンビを、まるで狩りを楽しむライオンのように倒しに向かった。 その頃、病院内 「ひどい有様だ...」 智也が呟く。病院内は荒れ果てており、担架があちこちに横になっており、壁や床には所々に血が付着していた。 「こんなところに医者なんているの?」 美歌は智也の後ろを進む。 「いなければマズイかもな...」 「一人くらい...いればいい話なのに...」 華江が呟く。 「最悪、私はこのままでいい...」 黎子が呟く。
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