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受付ホールで集う生存者。
そして、新たなる生存者。
「弥彦、司馬を」
秀悟が光輝に近づく。
「ったく、一人でカッコつけるからだ」
しぶしぶ、光輝の肩を支える弥彦。
「…」
その言葉に返す言葉がない光輝。
「だけど、それがお前だったな。後は俺らに任せておけ」
「じゃ、弥彦、それと美歌は光輝を研究室にいる先生の所へ頼む」
そう言うと、ポケットから二挺のハンドガンを取り出す。
「分かった!まかせて!」
そういうと、弥彦と美歌、光輝は2階へと階段で上がっていった。
すると、近くにいた自衛隊員の男がこちらに向かってくる。
「君たちは...まぁいい。手を貸してくれ」
その顔のいでたちからして40代くらいのベテランの隊員に見えた。
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