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病院1階 受付
「皆、集まったようだな。さて作戦の概要を説明するとしよう」
三和がキリキリとした声で呟く。
「まず最初は全員で動く、潜入した後に中央部を抑える。そこを拠点とし、その後、各々の作戦を遂行してもらいたい。ゾンビや怪物は躊躇せずに射殺しろ。弾丸を全て使い切る勢いでいい。そして、私と司馬君がタケミカツチの捜索、嵐川さん達は、怪物達の遊撃を。赤城君達は非常用無線の確保を頼みたい。タケミカツチを確保した後、自衛隊本部から応援を呼び、ここを脱出する。なお、鷺沼さんには物資の管理を、先生には衛生兵兼狙撃手として動いてもらう。何か質問はあるか?」
三和の問いかけに対して、沈黙が続く。
すると、一人手が挙がる。
「もし、作戦中に誰かが死んだら...その人はどうすれば...」
華江が尋ねる。
「...治療できそうなら拠点の先生の所へ...ダメそうなら...その時は各自で判断してくれ。もちろん、これからの未来を担う若者には死んでなど欲しくないが」
「...分かりました。」
仕方ない。そう言いたげな表情をする華江。
「他には?」
すぐに黎子が手を挙げる。
「タケミカツチという研究員。かなりの戦闘力を持っている。無策で行くのは無謀かと思いますが...」
タケミカツチの戦闘力はよく知っていた。機関銃に変化する義手。そして、常人以上の身体能力。いくら自衛隊で訓練を受けた三和であっても、油断はならないと考えていた。
「大丈夫だ。俺には策がある」
そう言うと、腕を組み話す。
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