「発端」

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少し歩き、渓流付近にたどり着く。 予想通り渓流の大岩あたりに大きな影を見つけた。 「ありゃ、熊か…当たりを引いたな」 そう言うと進は愛銃に弾を2発込めると、獲物に気付かれない位置に陣取りそっと構えた。そして… 「パーン!」 確かに弾丸は熊にヒットした。 しかし、倒れる様子がない。 「外したか?」 もう一度構え、狙い撃つ。 「パーン」 確かに当たった。獲物から血飛沫が飛び散る。 「さすがにやっただろ」 進はそう確信した。
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