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「別れは済んだか。これが現実だ…悔しいが先を急ぐぞ」
三和が呟く。
「そうですよね」
華江が呟く。
「行こう。黎子」
春菜が後押しする。
「そうだな…奏、お前の仇も…必ず」
黎子が立ち上がり続く。
「…何としてもタケミカツチの野望を止めなければ」
秀悟が呟く。
「ぶっ飛ばしてやろうぜ!あんなのに殺されてたまるかって!」
弥彦は頭に巻いていた鉢巻を締め直す。
すると、先頭を歩いていた三和の足が止まる。そして、少しずつ明かりが見えてくる。
「…さて、ここからが勝負所だ。作戦通りにまずは中央を攻める。各自、武器と装備の確認を」
こうして、敵陣まで来ることができた。
最後の戦いが今始まろうとしていた。
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