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扉が開くと開けた場所へと出た。
「これは…」
三和の次に入った智也が驚く。
部屋に培養装置が6つほど並べられ、中には人か怪物か分からない生物が溶液漬けで眠っていた。
「全て実験体なの?」
華江が呟く。
「なんて、サイコ野郎だ。狂ってるぜ」
弥彦が培養装置を軽く叩く。
「こいつは、さっき遭遇した」
秀悟がとある培養装置を見ていた。
「なるほど、ということはここの培養装置に入っているのはタケミカツチが作り上げた実験兵器のサンプルということだ」
智也が呟く。
「他の個体も気持ち悪いわね…」
春菜が呟く。
しかし、他の怪物には1体も遭遇していないものばかりだった。
「逆に俺たちは研究施設の核心へと近づいているということだ」
三和がぼそりと呟く。
「さ、ここの情報は掴めた先に進む…」
進もうとした矢先、培養装置の影から何かが這い寄ってくる。
「わ!何か来てますよ!!」
華江が呟く。
培養装置の影から出てきたのはテッシュ箱サイズに巨大化したネズミだった。
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