「混沌」

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「…司馬のやつ、かっこつけやがって」 秀悟はぶつぶつと文句を言うが。 「まぁまぁ…司馬君ほどの人が簡単にバテるわけない。何せ怒った私を止められる唯一の人間だからな」 笑いながら黎子が呟く。 「あ、あの…これから道場へ行くって…」 「そうだ。武器が欲しい。それに、保健室に仲間がいる。急がないとならない」 黎子が話す。 「私も…行ってもいいですか?」 華江が懇願する。 「…もちろんだ。仲間は多い方がいいしな」 「俺も賛成だ。その頭脳で俺達を助けて欲しい」 「そ、そんな…けど、頑張ってみます!!」 控えめにガッツポーズをする華江であった。 「頼もしいぞ…華江」 「はいっ!!」 こうして3人は装備を整えて道場へ向かった。
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